つまり」という表現についても、「すなわち」と同様、「that is」と訳す傾向が日本人翻訳者に見られますが、「つまり」は、前述の内容から結論を引き出そうとする場合に使われることが多いため、「in other words」の方が妥当性は高いでしょう。「that is」が使えるのは、「that」の意味する内容が文脈から判断でき、具体的な言葉で表せる場合に限られます。「that is」の後には名詞の単数形を続けるのが通例であり、新しいパラグラフが長々と続くことはありません。

「which」の用法も「that is」と同様で、「which」が言及する対象や概念を明確に説明できる場合にしか使えません。日本人翻訳者には、「that」や「which」が何を指しているのか文脈から読み取れない場合でもこれらの表現を使う傾向が見られますが、このような使い方をすると、曖昧や混乱を招く場合が多いため、避けるべきでしょう。「which」の曖昧な使用を回避する有効な方法については、セクション496で扱います。