261. 「余り」と「superfluous」
「カートリッジに余って残る余り予測量」に相当する英語表現は、
an amount of ink that is predicted to remain superfluous in the cartridge
です。この表現は、セクション260で扱った例とも似ていますが、同じ語を2回繰り返す同語反復が和文に見られます。この例で強調されているのは、余っている量は不要、つまり、必要以上の量だということです。「residual」は純粋に事実を述べますが、「superfluous」は訳文に価値判断も加えます。この表現は、多くの英単語が本来の意味とともに何らかの含意も持っていることを示す一例です。含意については、「好適な状況および不本意な状況と含意(1)」から「好適な状況および不本意な状況と含意(12)」のセクションでも、多くの例を取り上げています。