ノートパソコンは持ち運びができて便利ですが、翻訳を仕事として請け負うのであれば、ノートパソコンは使わない方が良いでしょう。理由はいくつかありますが、その1つとして、壊れた場合の出費が大きいという点が挙げられます。

デスクトップパソコンなら、パソコン、ディスプレイ、キーボードがそれぞれ独立していますので、これらが万が一壊れても、壊れたものだけを交換すれば済みます。

ノートパソコンだとそうはいきません。すべてが一体になっていますので、キーボードが壊れただけでもすべてを買い換える必要があります。安いキーボードなら1000円もしないことを考えると、あまり経済的とは言えません。

デスクトップだと、当然持ち運びができないわけですが、「持ち運べる」という特性が翻訳者にとって重要な要素であるとは思えません。普通の人なら、いつも同じ場所でないと仕事に集中できないと思うからです。

「今日は自宅の仕事部屋で」
「明日は近くのカフェで」
「明後日はリビングルームで」

ノマドワーキングが注目されているとはいえ、こんな風に仕事をしている翻訳者に良い仕事ができると思えませんし、そもそもこんな翻訳者がいると思えません。

環境が変わることによって新しいアイデアが生まれたりすることは確かですが、デザイナーじゃあるまいし、翻訳にアイデアやインスピレーションが求められる局面はそれほど多くありません。目の前の文を理解して別の言語に変換するには高い集中力が求められますし、その集中力は、いつもと同じ環境でこそ得られるのではないでしょうか。

ノートパソコンが翻訳に適さない理由は他にもありますので、それは次回の更新時に紹介することにしましょう。