ご存知のとおり、リンゴプロ翻訳サービスでは、概ね隔週で翻訳セミナーを実施しております。今期のセミナーがあと2回ほど残ってはいますが、授業内容の撮影という当初の目的は概ね達成し、商品としてリリースできましたので、これまでの歩みを振り返るという意味も込め、当セミナーで使用してきた会場を紹介します。

これまでに実施したセミナーは30回ほどですが、すでに13もの会議室・講義室を使用しており、図らずも名古屋のレンタル会議室の事情通になった私が独自の視点で各会議室を評価。自らの足で手に入れた、インターネット上では得られない貴重な情報をお届けします。今回は第7位です。

パティオ伏見

■アクセス: ★★★★
■価格: ★★
■清潔度: ★★★★★
■アメニティ: ★★★★★
■設備: ★★★★★
■周辺環境: ★★

【寸評】

主宰者の奥村氏が1人で切り盛りしている民営の会議室。伏見駅から徒歩3分の立地にある50㎡超のスペースで2500円/hという価格は、民間の会議室としては非常に競争力があり、30分刻みで利用できる良心的な経営姿勢も◎です。加えて、高性能プロジェクタを1500円で利用でき、100インチの大型スクリーンは天井吊り下げ式になっているなど、設備面も充実していました。

床が全面カーペットで、入口で靴を脱いでスリッパに履き替えますので、靴下やストッキングに穴が空いていたり、編み上げタイプのロングブーツなんかを履いてきたりするとなかなか面倒なことになりますが、やはり土足で上がらない分、室内は非常に清潔ですし、会議室というより、友達の家に遊びに来たような心地良さを覚えます。絵画教室としても利用されているようで、壁に飾られた絵が、他にはないくつろぎ空間を演出しており、とても趣のある会議室です。ここを最初の会場として利用したことにより、私自身は受講生との距離感が心なしか縮まったような気がしました。また、主会議室に隣接する形で、控室のような小会議室があり、私が利用していた頃は、この部屋でときどきキリスト教徒の集会が行われていました。時折漏れ聞こえてくる賛美歌をメリットと捉えるかデメリットと捉えるかは人によって分かれそうですが、このように会議以外の用途でも広く使用されていることが、他の会議室とは一線を画す独自の魅力を生み出しているのは間違いなく、少しでも稼働率を上げるために客を選ばない多様性を善とする奥村氏の寛容な経営姿勢に私は最大限の敬意を表します。

会議室の前には休憩スペースがあり、コーヒーや紅茶が飲み放題で、時間があるときには奥村氏が自らコーヒーを淹れてくれます。しかも無料。この順位での登場ですが、民営としては非常に総合力の高い会議室であると感じました。

大きなマイナス点は見当たりませんが、ビジネス街にあるため、周囲はビルばかりで殺風景です。伏見という立地は、郊外から来ようとすると乗り換えが必要なので、名古屋駅や金山といったエリアと比べるとやや不便かもしれません。あと、主宰の奥村氏は、とても気さくで良い人ですが、少し面倒なタイプの爺さんです。コーヒーを淹れてくれるのは非常にありがたいのですが、

「アイスが良いかホットが良いか」という問いに対し、

「じゃあ、アイスでお願いします」と応えると、

「ホットがお薦めだよ」と言われてしまいますし、

「ミルクがいいかフレッシュがいいか」

「砂糖はどのくらい入れるのか」

など、1杯のコーヒーに対する質問が多すぎて、早くコーヒーが飲みたいのに、なかなかたどり着けないもどかしさとの戦いを強いられます。非常に惜しい点です。