日本語から英語への翻訳には、依然として基本的な誤りが多数見受けられます。このような誤りは誤解を招く恐れがあり、場合によっては修正処理に非常に時間がかかります。複数個の物が関わっている技術翻訳文中で翻訳者が単数形を使えば、その翻訳をチェックしている人は、その翻訳者には単数形を使用した理由があるものと自動的に考えます。特にチェッカーが日本語について限られた知識しか備えていない場合には、間違いであることを確認するまでに多大な推測作業を強いられ、相当の時間を浪費してしまうことも少なくありません。

日本語から英語への翻訳には、依然として基本的な誤りが多数見受けられます。このような誤りは誤解を招く恐れがあり、場合によっては修正処理に非常に時間がかかります。複数個の物が関わっている技術翻訳文中で翻訳者が単数形を使えば、その翻訳をチェックしている人は、その翻訳者には単数形を使用した理由があるものと自動的に考えます。特にチェッカーが日本語について限られた知識しか備えていない場合には、間違いであることを確認するまでに多大な推測作業を強いられ、相当の時間を浪費してしまうことも少なくありません。

「変化点に留意する」は、「take care to change point」ではなく、「pay attention to points of change」です。これは、誤解を招く翻訳の好例です。最初の英訳だと、「change」が動詞なのか形容詞なのかということすらわかりません。「point」を単数形で使用するのも変です。

同様に、「都合により到着時にお預かり金を申し受けることがございますのでご了承ください。」も、

The Hotel may ask the Guest to pay a deposit at his check-in.

ではなく、

The Hotel may ask Guests to pay a deposit at the time of check-in.

です。

同様に、「不具合事例」も、「Fault Example」ではなく「Examples of Faults」と複数形にし、単数であることを明確に意図する場合には「Example of a Fault」とします。タイトルの場合は「Example of Fault」です。

「引用発明2には、ミリ波を反射する反射板が記載されている。」は

「Cited Invention 2 describes a reflective panel that reflects millimeter wave

ではなく、

Cited Invention 2 describes a reflective panel that reflects millimeter waves

です。最初の訳文は、文法的に正しくありません。「ミリ波」を単数で記述するのであれば、不定冠詞「a」を挿入する必要がありますが、このケースでは、書き手がある1つの特定波について述べているわけではないことが明らかです。その上、反射板が複数のミリ波を反射するように設計されていることも自明です。

「道路沿いの一部面積分」は、「a part of the area along the roads」ではなく、「parts of areas situated along the sides of roads」と訳すのが妥当です。

「道路への排水管接続は不可」も、

The drainage pipe cannot be connected to the road.

ではなく、

「The drainage pipes cannot be connected to the roads.

です。このような「判断」は、当然のことながら、一文に基づくのではなく、文書の文脈全体を見なければできないわけですが、日本人翻訳者は、この例の「the drainage pipe」と「the road」に代表される特定性と、同じくこの例における「the drainage pipes」と「the roads」に代表される一般性との間にあるこの大きな違いを十分に理解することが重要です。最初の訳文は、文書の文脈全体を見たときに英語として意味を成していません。

「機械操作および保守作業は必要な教育を受けた有資格者に限る。」は、

Don’t operate and maintain this machine except exclusive operator

ではなく、

Only qualified operators should be allowed to operate and maintain this machine

です。安全に関わる記述、中でも特に安全指示を含むマニュアルの翻訳では、特に注意が必要です。不完全な翻訳や、英文の読者に誤解を与える可能性のある翻訳は何としても避ける必要があります。極端な場合、翻訳時の不注意によって大けがに至る可能性もあるからです。

当然のことながら、不可算名詞に代表されるいくつかの名詞は、常に単数形で使用されます。「movement」、「obstruction」、「immigration」、「water」、「oxygen」、「steel」、「air」、「copper」、「embroidery」、「chewing gum」などがその具体例です。なお、「刺繍」を意味する「embroidery」は汎用名詞であり、一品の刺繍を「an embroidery」と表現するのは正しくなく、「an item of embroidery」や「a piece of embroidery」を使用します。

以降は有料です。